汚くなりたがる男、脱ぎたがる女。

レオナルド・ディカプリオが悲願のオスカーを受賞しました。

殆どの方が知っている「ギルパート・グレイプ」の知的障がいの弟役で、映画界をあっと言わせた後は、

ご本人にとっては可哀想な作品、世界中で大ヒットした「タイタニック」が世界中でヒット。


リアルタイムでブームを知っていますが、まあ凄かった。連日タイタニック号にまつわる特番が組まれ、
コアなレオファンでないにも関わらず、2回3回と映画館に足を運ぶ人がそこらじゅうにいました。

全世界大ヒットの超エンターテイメント作品ということで、アカデミー賞内の様々な部門にノミネートされ、なんと11部門で受賞。

さらにセリヌ・ディオンが歌う主題歌「My Heart will go on」も大ヒット、カラオケ自慢達がこぞって歌ったもんです。


・・・・かくして、レオ様は、「ギルバート・グレイプ」の天才子役から一転、「タイタニック」の少し前に公開された
「ロミオ&ジュリエット」の影響もあり、「アイドル」俳優扱いとなってしまいました・・・。


その後「ザ・ビーチ」は迷走だったものの、
「ギャング オブ ニューヨーク」「アビエーター」「ブラッド・ダイヤモンド」と硬派や社会派作品に意欲的で活動していたのに、アカデミーでは無視、みたいな感じ。


どうも綺麗な子には賞をあげたくないようで、徹底的に避けられてた感がありますよねー



綺麗な男性は、日本でもそうですが、演技派を目指すと男っぽい、男くさい容貌を目指します。
髭を蓄え、マッチョになり、汚い悪党や異常者的な変わった役をやって、
持って生まれた容姿とのギャップを見せようとします。
「わ~、全然違う~」というギャップからの勝負。
浅い。
ブラッド・ピットしかり、ジョニー・デップしかり、みな正統な容姿を披露しなくなります。


リアルに10kg、20kgとダイエットして「私こんなにやってます」アピールも、ロバート・デニーロ以降主流です。

これが女性の場合は、特に日本ではヌードと激しい濡れ場の披露が「脱アイドル女優」の王道のようです。


前々から思っているのですが、小汚い悪党、変わりものを演じる容姿、雰囲気の人より、
万人が魅かれるハンサムの方が難しい。

それなのに、リアルハンサムはどんどん自分のハンサムを殺してします。
そういう役しか来ないのを悩んで、逆方向へ逆方向へ頑張ります。
そのうち、リアルに小汚い、もしくは貫禄という名のぽっちゃりおっさん化してしまって、戻れなくなるんです。

もったいない。
「万人が」ってところまでのレベルの容姿・雰囲気ハンサムは、「才能」です。
それをみすみす・・・。必ず美しさのピーク時に汚いほうに走りたがるんですよねぇ

ハンサムってやろうと思って出来ません。
でも、小悪党や変わりもの、狂人、異常者系は、雛形もあるし、上手か下手かは置いといて何となく形になる。



そんなわけで、今回の主演男優賞もドロドロ、マッチョ、髭汚い系容姿、復讐劇での受賞です。



けど、まあよかったね。12年放置は長いよ。
これで呪縛からも解放されて、逆に本来の才能を自然に出せるようになるのかもなと思ったりしています。


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